「挑む女」

桜が満開の季節

何を読もうかと本棚に・・買って満足してしまった本が数冊

その中にあった「挑む女」群ようこ著、文春文庫出版

主人公が今の自分とほぼ同年代のせいか

「わかる・・わかるよ・・そうなんだよね~」

と、主人公に同調するわたし

登場人物は以下の通り

物語の主人公となる、出版社勤務の40代独身のアキコ、

裕福な家庭で育ち、卒業後は家事手伝い(見習い)のサユリ、

高嶺の花気取りで気がつけば職場のお局候補となった30代半ばの独身ルリ、

元アキコの勤め先の後輩、就職3年後に寿退社し今は旦那と子供一人がいるタカコ

以上の4人がメインの登場人物、この4人がとにかく

どこにでもいそうな面倒な人間、絶対誰もが友達の一人がこの中の人物に当てはまるはず

と思わされるくらいの人情ドラマが繰り広げられます

何か特別な事件とかは起きないのですが

この4人がそれぞれに抱えている問題、

仕事のこと、結婚の事、義理の母との確執のこと

それらに真剣に向き合って悩んで生きている姿をみていると

読者自身もきっと自分の人生を振り返るのでなかろうか

単行本は1994年に発刊なので30年前の作品にも関わらず

今の中高年女性には絶対響く作品だなぁと思い

本日も読了!

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